雨にも負けず
http://www.mm-labo.com/culture/WiseSaying/a/amenimomakezu.html
ふと、宮沢賢治の雨にも負けずのある言葉を思い出しました。
東に病気の子供あれば
行って看病してやり西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
今回の震災の件では、自分も色々考えさせられていますが、他の方の言葉もある側面を捉えて非常に正しい事を仰っていて、自分の考えとどちらがいいのだろうと悩む事も数多くありました。
例えば、打ちひしがれている人を目にし「頑張れ!」「復興を!」なんてとても言えないというものもその通りだと思うし、2011年4月10日深夜に日本テレビで放映された釜石市の宝来館の女将さんの頑張りに「一緒に頑張って行かなきゃ!」と思う事もあったり。
現地に入ってもいない私がどちらがいいかなんて極論を出す事は当然出来ず、Webというマクロに移るメディアを中心に物事を見ているだけでは、尚の事、そんな判断はできません。
そんな悩みの中、出てきたのが雨にも負けずの上記の一節でした。
様々な悩みを持つ一人一人と向き合って、その人にあった出来る限りの事をしたいと願う気持ち。Webというマクロな世界で極論を検討するのではなく、そこで多くの考え/視点を学び、そして実際に自分が目にする人たちに、それぞれの悩みにあった言葉をかけてあげるようになることが、被災地以外の少しでも気持ちに余裕のある人にとっては大事なのではと思わせてくれました。
どれも誰かのことを思ってのもの。どれも間違いではないです。決めつける事はせずに様々な人と向き合っていこうと思いました。
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